実態調査でみる個人のインターネット利用動向
こちらではインターネット個人利用者の利用実態を詳しく紹介する。2008年以降、本書でのインターネット人口調査は行っていないが、インターネット人口はすでに9000万人を突破しているとみられ、すでに利用人口の拡大といった時代ではなくなっている。さらに携帯電話やスマートフォン、ゲーム機といったデバイスに加え、ipadや電子ブックリーダーなど新しいデバイスが次々に登場し、インターネット機能を持つ家電などが、今後も増えていく事が予想される。従来インターネット白書では主としてパソコンでのパソコンでのインターネット利用について調査してきたが、本年はマルチデバイスによる、インターネット利用、つまり、パソコンに限定せず、さまざまなデバイスでのインターネット利用の実態を把握する事を目的とし、インタラクティブ調査を実施している。
なお、インタラクティブ調査では、回答者がインターネットのアクティブユーザーに偏ることが課題であるが、本調査では今年も可能な限り市場の代表性をを確保するために、性別年齢階層自宅パソコンからのインターネットの利用時間別インターネット利用者数に整合するようにサンプルを抽出して調査した。また、本調査ではgooリサーチのモニターを調査対象にとしている事から、ポータルサイトである「goo」に関連するサービスの利用率が高めに出る可能性があったため、ネットレイティングス社が公表している検索エンジンのシェアを用いて、「goo」利用者に、モニターが偏らないようにサンプリングを工夫している。
今回の調査結果をまとめると、Twitterなどのマイクロブログの拡大に代表されるように、ソーシャルメディアの利用率が再び上昇に転じつつある。また、スマートフォン利用の拡大に加え、ipadや電子ブックリーダーなど新たなデバイスへの期待も高く、インターネットの利用は変革期を迎えつつあると言えるだろう。
スマートフォン派は3.7%、20-30代男性中心
低利用層は女性の中高年、男性高年代が中心
冒頭でも述べたが、パソコンに限らずさまざまなデバイスを用いて、インターネットが楽しめる時代でもある。本調査はパソコンでのインターネット上で行っているため、回答者の全員がパソコンでのインターネットを利用している。
消費者がパソコン以外でどのくらいインターネットを利用しているかを見てみると、本調査の回答者の64.3%は携帯電話でインターネットを利用しており、同じくスマートフォンは5.9%、その他のデバイスは40.1%である。携帯電話の利用は10代や20代の女性、男性20代で80%を超えており、スマートフォンは男性20代や30代で12%程度と最も高い。
これをクロスに集計し、個人がどのデバイスからインターネットを利用するのか、そのタイプ分けを試みたのが、資料7-0-1、資料7-0-2である。今回デバイスはパソコン、携帯電話(除くスマートフォン)、スマートフォン、その他のデバイスの4つに区分した。またそれぞれのデバイスでの利用時間が多い層、少ない層に2分している。区分が、インターネット利用グループをデバイスとその利用時間の多寡の組み合わせで区分したものとなっている。

まず、他のデバイスでの利用に関わらず、スマートフォンのインターネット利用時間が多い層は「スマートフォン派」(3.6%)とし、携帯電話とパソコンのいずれでのインターネットの利用時間も長い層は、それぞれ「携帯電話派」(13.5%)、「パソコン派」(32.9%)、とし、スマートフォン、携帯電話、パソコンのいずれにおぴ手もインターネット利用時間は短いがその他のデバイスでのインターネット利用時間が長い層は「その他のデバイス派」(3.1%)としている。最後に4つのデバイスのいずれでもインターネット利用時間が短い層はインターネット「低利用層」(33.1%)と設定している。なお、本調査ではパソコン以外の機器のみでインターネット利用を利用している層(例えば、携帯電話のみでインターネットを利用している人など)は対象になっていない事を、留意頂きたい。
スマートフォン派を構成するメイン層は賛成20代や30代であり、高年代や女性は少ない。反対に携帯電話派は、女性の比率が最も高く、10~30代の女性が中心である。また、その他はおおざっぱではあるが、若い世代は携電話・パソコン併用派、高年代ではパソコン派である事が多く、低利用層は女性の高年代が中心となっている。
スマートフォン派や携帯電話・パソコン併用派はさまざまなインターネットサービスを利用しており、スマートフォン派は、ソーシャルメディアやエンターテイメントなどの利用率も特に高い。現在、スマートフォン市場は、順調に拡大し、キャズムに達しつつある。スマートフォンはソーシャルメディアと親和性が高く、今後、ユーザーの拡大によってソーシャルメディアのさらなる成長も期待される。
~本日の一言~
今回は個人のインターネット利用動向を、紹介させて頂きましたが、スマートフォンこれからの時代になってくのであろうという事が、予想できますね。
ソーシャルメディアとの連携等も今後増えていくと思いますし、ますます需要が高まりそうです。
今後どのように展開していくのか、非常に楽しみですね!
出所元
「インターネット白書2010」(c)impress R&D, 2010
作成者 八窪










